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​桜島港周辺(北東)

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 桜島港フェリーターミナルビルは2018年、一帯の施設は2020年にすべて完成しました。ターミナル内にはお土産ショップ「travel store」やカフェ「MINATO cafe」、多目的ホール、イベント広場などがあります。建て替えられる前のフェリーターミナルは現在バスやタクシー乗り場があるあたりに建っており、1階がバスターミナルになっていたんです。筆者は前のターミナルビルも好きでしたが、築50年に近くなり立て替えられました。ここからスタートです。

 

 桜島港を出発して時計回りに一周する際、県道26号線を北側へ進みますよね。鹿児島相互信用金庫桜島支店を過ぎたあたり、右側に上へ行く道がありますが、これを上った先にあるのが自然恐竜公園です。名前の通り、恐竜の模型があり、遊具もあります。この山は城山と呼ばれ、桜島誕生以前にあった姶良火山の一部と言われています。12世紀から17世紀にかけてこの地には横山城という城があったようですが、残念ながら遺跡は残っていません。恐竜に乗っ取られたのかなぁ。

 その先、左手側に広い駐車場がありますが、右手側にあるのが桜島海軍基地跡です。トンネルの4つの出入り口が見えるのですが、分かりづらいでしょうし、あまり知られていません。何を隠そう、筆者も島民でありながら知ったのは最近のことであります。大日本帝国海軍第五特攻戦隊司令部の基地として、太平洋戦争末期の連合軍による「オリンピック作戦」なる大隅半島からの九州上陸作戦を食い止めるために作られました。魚雷調整室や動力室を備え、手掘りのトンネルが数百メートルにわたって続いるそうです。因みに特攻基地には海軍のものと陸軍のものがありますが、知覧はじめ薩摩半島側は陸軍、鹿屋など大隅半島側は海軍の基地なんです。

 なお、桜島港周辺については「22.桜島港周辺(南西)」も併せてご覧ください。

桜島海軍基地跡
 
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