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有村溶岩展望所

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 大正溶岩の上にあるのがこの展望所です。遊歩道が整備されており、本物の溶岩をすぐ近くに見ることができます。桜島を一周していても民家があったりフェンスが高かったりして意外と溶岩は見えにくいのではないでしょうか。ここでぜひ存分に見て触っていってください。トイレやお土産屋さんもあるので休憩にもぜひ!

 

 有村溶岩展望所を過ぎた後に渡る桜島大観橋の北側、山に近い方に有村集落が広がっています。南岳に最も近く、山頂火口から僅か3kmも離れていません。桜島では「南岳山頂火口及び昭和火口より半径2km」の地域は常に立ち入り禁止になっていますので、かなり近いことがわかります。山を見ても南岳がずいぶんと近くに見えます。多少圧迫感がありますかね。噴石飛来の危険があるため、それぞれの家にコンクリート製の退避壕が設置されているそうです。物置になっていたりもするらしいですが。

 かつてはここが東桜島村の中心地だったそうです。しかし大正大噴火の溶岩により集落の大部分が埋没したほか、1980年代には活発な火山活動で大きな噴石が飛来するために鹿児島市星ヶ峯地域などへの集団移住が行われ、今や集落の人口は十数人になりました。

 桜島大観橋の下の海岸は有村海岸と言われ、掘ると温泉が湧くことで有名です。

 記憶に新しいですが、2015年8月に桜島の噴火警戒レベルが一時的に4に引き上げられた際には火口から3km以内のここ有村町、古里町に避難が指示されました。そういえば避難区域内のバス停にはバスが停まらなかったりしましたね。

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